能書きを書くのが趣味。

文章がすぐ長く小難しくなるけど、好き放題長く小難しく書く。

2019-01-01から1年間の記事一覧

『宇崎ちゃん』献血ポスター問題を表現の自由戦士として考える

今回は『宇崎ちゃんは遊びたい』献血ポスター問題について、表現の自由戦士*1として書きます。 というのも、はてブ界隈で"冷静な議論を出来る人がいた"というブログ記事が称賛されていたのを見たので。 気になったのは、ポスターに不快感を覚えた女性たち(…

新三国志(ソシャゲ)17鯖でここ一年に起きたこと

今回は、『新三国志』というコーエーテクモゲームズ監修のソシャゲでサービス開始から1年間に起きたことについて書きます。 実は、僕自身がこのゲームをやっている訳ではないです。しかし、実際にプレイしている友人のC君から聞いた話があまりにも面白く、…

上遠野浩平論・目次(あと御報告)

ご好評を受けました「上遠野浩平論」のための目次用ブログ記事です。 2018年1月〜2019年2月ぐらいで、ちまちまブログに書いていました。 ブログなので埋もれてしまうと掘り出しにくくなるかな? という懸念があるのと、目次を読んで内容がわかるのが真の良書…

上遠野浩平論⑩(終)~未来へと向かう上遠野浩平(『螺旋のエンペロイダー』『不可抗力のラビット・ラン』『パンゲアの零兆遊戯』など)

上遠野浩平論の第10回です。今回で最終回になります。 前回の第9回では『ヴァルプルギスの後悔』で起きた魔女消滅後の世界を〈一巡後のセカイ〉と定義し、また〈一巡後のセカイ〉を舞台とする『ヴァルプルギス』以降の作品群を第3期上遠野浩平と呼ぶことを…

「上遠野浩平論」⑨~魔女の消滅と「可能性」の復活(『ヴァルプルギスの後悔』)

上遠野浩平論の第9回です。 本論はこれまで、第5回・第6回では「可能性」を描いた第1期上遠野浩平について、第7回・第8回では「運命」を描いた第2期上遠野浩平について、それぞれ論じることで、デビューからゼロ年代にかけての上遠野浩平が、どのよう…